ルルーシュファン歴10年が語るコードギアス ロストストーリーズの評価

ゲームのレビュー
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ロストカラーズ

「コードギアス 反逆のルルーシュ」は我が青春でした。
アニメが放送終了し10年たった今でもあんなにも熱狂したアニメはないと断言できます。

放送当時はリアルタイムで見るため放送時間10分前にはテレビの前に正座で待機は当たり前。
放送が終わった瞬間録画し終わったアニメを見返し、先週の伏線の回収に感心しつつも次週アニメの展開に胸を膨らませ、New typeのコードギアス特集を読みながら早く次の放送を見たいと待ち焦がれていたあの日。

そんな私が「コードギアス ロストストーリーズ」を知ったのは最近のことでした。
ロストストーリーズは「コードギアス 反逆のルルーシュ」のストーリーに沿ったアプリゲームとのことで、試しにやってみたのですが、これが本当に面白い。

当時の熱も再燃したので「ロストストーリーズ」の紹介をしたいと思います。

この記事は

・コードギアス ロストストーリーズのどこが魅力的か
・コードギアス 反逆のルルーシュを知らない人でも楽しめるのか

について知りたい人におすすめの記事です。

コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ

コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ

EXNOA LLC無料posted withアプリーチ

ストーリー

皇歴2010年8月10日。
神聖ブリタニア帝国は、日本に宣戦布告した。
極東で中立をうたう島国と、世界唯一の超大国ブリタニア。

両者の間には、日本の地下資源を巡る、根深い外交上の対立があった。 本土決戦において、ブリタニア軍は人型自在戦闘装甲騎「ナイトメアフレーム」を実戦で初めて投入、 その威力は予想をはるかに超え、日本側の本土防衛線は、ナイトメアによってことごとく突破されていった。 日本は帝国の属国となり、自由と権利、そして名前を奪われた。 「エリア11」--その数字が敗戦国・日本の新しい名前だった。

それから7年、主人公はエリア11に建てられたブリタニアの教育機関、アッシュフォード学園に通う一介の学生であった。
ブリタニア人として暮らしてはいるが、自分に半分、日本人の血が流れているため、日本人が虐げられる現状に鬱屈した感情を抱きながら日々を過ごしていた。
ある日、ブリタニア軍が起こした軍事行動をきっかけに戦火に身を投じていくことになる―

コードギアス 反逆のルルーシュ Lost Storiesより引用

そのほかの情報もまとめると

・ブリタニアと日本の戦争でがきっかけで主人公は父母を亡くす。
・ブリタニアの属国となった日本で主人公はハーフであることを隠しながら生きる。
・主人公はルルーシュと出会い、ブリタニアに復讐することを誓う。

ゲーム概要

コードギアス ロストストーリーズはストーリーパートとバトルパートに分かれています。
バトルパートを一定数クリアするとストーリーパートが解禁され、ストーリーを読み進めることができます。

バトルパートについて

戦闘パート

ゲームはタワーディフェンス式。
敵が赤いマスから登場し青い四角のマスを目指して進軍してくるので、プレイヤーは味方をうまく配置しながら敵を阻止することがクリア条件です。

ランスロット
ランスロットの決め技。かぁっこいい!!

またバトルパートにはKMFスキルゲージが存在し、ゲージが貯まると必殺技が発動可能になります。
この必殺技は乗っているKMFによって変わる&すべてのKMFに必殺技があるので自分が好きなKMFのかっこいい姿を見ることができます。
またムービーシーンはスキップすることができるのでゲームのテンポが落ちることはありません。

・ストーリーパートについて

ルルーシュと会話する主人公
ルルーシュと会話する主人公。探り合い。

ストーリーパートは圧巻のフルボイス。
懐かしいあ名台詞や主人公が登場したことにより新たに追加された台詞も音声付きで再生されます。

コードギアス 反逆のルルーシュを知らなくても楽しめるのか

コードギアス ロストストーリーズとは。
アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」のストーリーに新たな主人公が加わることによりアニメとは違う新たなストーリーが始まる、というコンセプトのゲームです。

よってゲームのストーリーパートは「コードギアス 反逆のルルーシュ」を見たことがない人でもストーリーパートを進めるだけで楽しめるようになっています。

が、結論から申し上げますと
コードギアス ロストストーリーズは「コードギアス 反逆のルルーシュ」のアニメを見た方が断然面白い!
です。

理由としてはロストストーリーズは物語の視点がルルーシュと主人公の二つに分かれて進むため、ボリュームの関係で物語の進行のベースであるルルーシュの気持ちの動きの描写が減ってしまうということにあります。

コードギアス 反逆のルルーシュ」の最大の魅力は、なんといっても主人公ルルーシュにあります。
「ブリタニアをぶっ壊す」という目標のため、周囲の人間や自分自身も傷つけながらもがき苦しみ、時に涙し時に高笑いしながら戻れない復讐への道を進んでいくルルーシュ。
そんなルルーシュを「がんばれ!!」と(時に「あほだなぁ…」と呆れながらも)応援したくなるところです。

よってルルーシュの心理の描写が減ってしまうと、物語の盛り上がる部分を十分に味わえないままプレイするになる恐れがあります。

またゲームの最大の売りである
「ここでルルーシュがこうしていれば…」「ここの場面で誰かがルルーシュを助けてくれたら…」
もっと違う未来があったのかもしれない
そんなありえなかったifを叶えてくれる(かもしれない)のがこのロストストーリーズ。
断言できないのはこの記事を書いている時点でまだゲームの本編が3章までしか進んでいないのでどうなるのかわからないといったので断定はできないのです
その肝心なルルーシュのもともとのストーリー行動をあらかじめ知らなければなにが新主人公によって変わったのかわからないかもしれません。

ロストストーリーズの魅力

復讐心全開主人公

復讐を誓う主人公
女主人公のマーヤから男主人公のマリオに見た目を変更したら名前がそのままになってしまっていたの巻。かっこいいシーンがだいなし。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」といえば復讐の物語。
その前例にもれなく主人公も何が何でも絶対ブリタニアに復讐する(ウー)マンとなっております。

私的にかなりポイントが高い点が

①登場キャラクターみんなに好かれる当たり障りのない(八方美人ともいう)性格をしていない
②「コードギアス ロストカラーズ」の主人公と違う道を進んでいる。

という点にあります。

まず①番について。
主人公は幼い頃に日本人の父、ブリタニア人の母をブリタニアと日本の戦争が原因で亡くしています。
その後義母クラリスに引き取られ、ハーフだという事実を隠しながらブリタニア人として生きています。
主人公はブリタニア人には強い不信感を、そして日本人に対しては後ろめたさを感じながら生きているため友達がいません。公式です。

また引き取ってもらった義母クラリスとは複雑な関係を築いています。
引き取って育ててもらっていることには感謝しているものの、非行を繰り返す主人公にクラリスが心配をし注意をした際に
「僕にかまわないで」「母親面しないで」
などの暴言を吐き、自室に戻ってから反省をするけどクラリス本人には謝れないという、
あーーーーーそれどっかで見たわーーーーー
という青臭さをみせてくれます。いいぞもっとやれ。

ちなみに主人公はストーリーが進むにつれてアッシュフォード学園生徒会に入会し初めて友人ができます。
この初めてできた友達=大事な場所=アッシュフォード学園というのはコードギアスという物語において大変大事かつ重要なポジションを占めるのでこの先主人公にどういう影響が起こるのか、私、大変楽しみにしております。

②番について
「コードギアス ロストカラーズ」とは2008年に発売されたPS2、PSP対応のゲーム。
コンセプトはロストストーリーズと同じでゲームオリジナルの主人公が「コードギアス 反逆のルルーシュ」の世界に入ることで新たな物語が始まる、というのものです。

ロストカラーズとロストストーリーズは同じコンセプトなのですが、一つだけ大きな違いがあります。

それはロストストーリーズの主人公はギアスのことを全く知らないということです。

ロストカラーズの主人公はルルーシュと同じく「絶対遵守」のギアスを持っており、そのことにより物語に大きな変更をもたらすことができたのですが、ロストストーリーズの主人公はただの一般人です。おそらく。(KMFはカレン並と言われているけれど。)

ギアスを持たない主人公がコードギアスの世界にどんな影響を与えるのか。
また、ルルーシュのギアスのことを知ったとき主人公はどんな行動をとるのか。


今後どういった展開になっていくのか非常に楽しみです。


[補足説明]

CV 内田雄馬
CV 大橋彩香

プレイヤーは男主人公のマリオ、女主人公のマーヤの二人から性別を選びます。
・名前と性別はいつでも変更することができる
・性別によって語尾が少し変わるぐらいの変化。
 今のところ性別による物語の展開の変更はない。(2022/5/31現在)
のでそんなに深く考えず気軽に性別を選ぶことができます。

女性だからといって男性と比べ性格がマイルドになっているということは一切なく、ブリタニアに対し復讐心が燃えに燃えているところが最高だと思います。

KNF愛にあふれたゲーム

ホーム画面
ホーム画面のKMFは自由に入れ替えることができる。
自分の好きなKMFを並べられる楽しさ。

コードギアス ロストストーリーズはKMF好きにはたまらない仕様が盛りだくさんです。

まず注目していただきたいのはホーム画面。
KMFがスザクの右側に並んでいますが、なんとこのKMFの場所や展示しているKMFを自由に入れ替えることができます。
自分の好きなKMFを並べるもよし、黒の騎士団のKMFだけを並べるもよし。
KMFを拡大してることもできます。

バイブレーションソード
ヴァリス

また取得したKMFの武器を変更することも可能。
持っている武器によって攻撃範囲が変わったり、KMFのステータスが変わったりと戦略にも幅が出ます。

キャラクターの生年月日、性格がわかる

結構モブめなバトレーもいる
結構モブなバトレーにもちゃんと挨拶が設定されています。個人的に挨拶を聞いて好きになったバトレー。

「コードギアス 反逆のルルーシュ」には様々なキャラクターが登場します。
その中にはあっさり物語から退場していったキャラや、結構登場しつつもプライベートや趣味などを知らないキャラが数多く登場します。
というかそもそも生年月日や年齢はルルーシュやスザク以外知らないキャラクターがたくさんいます。

コードギアス ロストストーリーズではガチャでキャラクターを入手するとギャラリーにキャラクター情報が登録され、キャラクターの生年月日や年齢を確認することができるようになります。
「あ、この人意外に歳をとってるな」とか「今の自分と年齢変わらないじゃん…」などと驚くこと多数。
個人的に年齢にびっくりしたのがセシルさんと咲世子、納得したのがシュナイゼル殿下、といったところでした。

そのほかにゲームをプレイしている時間によってキャラクターが時間に合わせた挨拶をしてくれる台詞があります。
例えば早朝4時から6時にプレイすると「早起きだね」と言ってくれたり、
11時から15時の間にプレイすると「お昼は食べた?」と聞いてくれたり。

キャラクターによっては深夜にプレイしていると「仕事を手伝おうか?」と聞いてくれたり、
「早く寝ろ」と心配してくれたりと、それぞれのキャラクターの個性が垣間見える台詞を話してくれます。

コードギアスの放送が終了してから10年。
意外にこんな人だったんだな、という発見が様々あって大変うれしかったです。  

気になるところ

・KMFの種類の少なさ、キャラクターの少なさをどう展開していくのか
現時点で(2022/05/30時点)KMFは15種類登場しています。
おそらくガチャにでてくるKMFはストーリーで初登場したと同時に実装されるものだと思います。
(カレンのガチャを引いたときにグレンではなく赤いグラスゴーがついてくるため)
そうなるとジノやアーニャなどのR2人気キャラクターはいつ実装するのか!?
ストーリーが進むまで今登場しているキャラクターをかさ増ししてつないでいくのか?
アプリの開始段階ではいいのですが、ガチャの内容を工夫をしないといずれ中だるみするかもしれないという心配が少しあります。

・バトルパートとストーリーパートが連動していない
これはもうシステム上の問題だと切り捨てた方がいいのかもしれませんが、バトルパートとストーリーパートの内容が連動していないのが結構気になります。
というのも
ロストストーリーズはストーリーパートのボス=バトルパートのボスというわけではないので、ストーリーパートで盛り上がる戦闘シーンがあってもバトルパートには普段通りのステージのバトルが行われます。
一応中ボスやボスに当たるキャラクターは登場するのですが大抵キューエルやオレンジです。
私はストーリーに関係ないときに出現する彼らを何回倒せばよいのやら。
戦闘シーンがとストーリーパートのできがよいだけにこの点が少し残念でした。

ついでながらに主人公が1バトルキャラクターとして一切登場していないのでストーリーでカレンやスザク並のKMF腕をもつといってもバトルパートで一切登場しないのがもったいないと思うのです…。

まとめ

・ロストストーリーズは「コードギアス 反逆のルルーシュ」を知らなくとも面白いが、
 知っていた方が倍面白い
・主人公がクセのある主人公でコードギアスの世界にマッチしている
・作品愛の強い人が作ったアプリなのがよくわかる(特にKMF)

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