FE無双風花雪月無双~青燐編~【ネタバレ有感想】

青燐編 ゲームの感想
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青燐編ベレス/ベレトを仲間にするルートをクリアしました。

この記事は青燐編についてネタバレを含んでの感想になりますので、未プレイの方はご注意ください。

ストーリーの総評について

いや結局戦争終わらないのかいっっ!!!
というのが正直な感想でした。

え?????ここで終わるの????

なんか闇うご倒したとはいえ正直すっきりしないまま終わりました。
一部イングリットとかはグレンのための復讐を果たし終えて良かったねぇとはなりましたが…。

結局エーデルガルトは記憶失ったまま大人しくなっちゃったけど戦争はまだ続くよというなんの話の解決にもならないまま終わりましたね。

というか正直、あまりシェズが居た意味あったっけ…。というような中途半端な進み方でしたし。

シェズがいたからこそ青獅子学級はこういう道を進めたとか、
逆に青獅子学級だからこそシェズはこういう道を進めたとかそういう展開が一切なかったように感じられました。
新・主人公の意味とは!!!

風花雪月の青獅子ルートでも世界の秘密がわからないまま終わったという流れをそのまま青燐編でも引き継いだのかもしれませんが、主人公のシェズの秘密が何もわからないまま終わるってなにさ…。

せめて後日談があったならば生徒たちはこういう風に進んでいくのね…。と想像することもできましたが、ムービーすらなくナレーションで終わるとは思ってもみなかったなぁ。

ストーリーの流れ自体は良い方向に進んでいたり、戦闘パートが凝っていて面白かっただけに肝心の終わり方、シェズの扱い方がイマイチだったのが本当に残念でした。

手を取って導いてくれる存在がいないディミトリ

先生がいないディミトリはこう進んでしまうのかとプレイしていて胸が痛くなりました。

青燐編で先生がいないディミトリが風花雪月と何が一番違ったのかと言えばディミトリが甘える存在が全くいないということ。
結果的にディミトリは復讐への道を果たし、前に進むことはできましたがいつ瓦解してもおかしくはない危うさを秘めたまま物語が終わったと感じました。

ロドリグも

側で支えるだけでは不足。手を取って
導かねばならない……とも思うのです。

FE無双風花雪月 青燐編より

と言っていたように、ディミトリには手を取って導いてくれる存在が必要不可欠だということがわかります。(つまり先生のことだよ、先生ェ!)

青燐編でもディミトリを支えてくれる人はたくさんいますが、
フェリクスは王の盾。
ロドリグも導く存在であるとはいえ遠慮がち。
ドゥドゥーは完全にディミトリの意志を尊重しています。

シェズはどちらかといえば隣で一緒に歩くというポジションであまり積極的にディミトリの意志に関しては口を出さないようにしているようにみえました。
これはディミトリに雇われているという関係もあるのかもしれませんが。

つまりディミトリがすべてを決めて皆を導いていかなければいけない、ということなのです。
フェリクスも結構ディミトリに対していろいろ諫めたり忠告したりしていますが、
最終的には「お前の復讐を止める気はない」んですよ。

そこは止めろよぉ~~~と思いつつ、止められないよなぁ~~~となってしまう悲しさ。
急募、先生。

結果的にそんなディミトリがどんな結論に至ったのかと言えば、「自分を許すつもりはない」です。

もおおおおおおおこれが一番心にダイレクトアタックでしたよ。

風花雪月本編では先生が「いい加減自分を許してやれ」とディミトリに言ってあげて、
ディミトリが死者のためじゃなく自分自身のために道を歩き出して、
新しい道を進んでいく。
という終わり方だったのにこれはないよ!!!!!

青燐編のディミトリは「ディミトリ個人の幸せを完全に捨てて」復讐を成し遂げる、というのが一番心が痛くなるんですよ。
そして悲しいなぁと。

というかそもそも青燐編のディミトリはずーっとしっかりしてて軽口にも付き合ってくれないし(シェズが軽口を叩いても無反応)、
なんだかんだへたれなところもみせてくれないし、
ずーーっと「理想的な指導者」という立場を崩さないので見ていてディミトリという個人が消えたかのようで不安になるんですよ!!
さびしいんですよ!!!!

自分の幻影を倒した暁には

自分のことを「最も憎い相手」とか言っちゃうしよぉ!
誰かこの辛気くさい王様をどうにかしてよぉ!!!!!
もっと自分を大事にしてやれよぉぉぉ!!とずっと思ってプレイしていました。

風花雪月本編でも先生がいないルートのディミトリは無残にしんでしまいますが、
青燐編をプレイして納得できました。
やっぱ学生というモラトリアム大事ですわ。

あと余談ですがブレーダット家の怪力の設定さらに盛り上げられすぎてません?
鉄格子を腕力でねじ切れるとか、持っていたペンを折ってしまうとか…。
そら一般の兵士にも恐れられますわ…。

唯一青燐編でディミトリ良かったねえといえるのは一時的とはいえエーデルガルトと和解できたことですかね。
風花雪月では手を取り合おうとして短剣をぶっさされたというのに…。
よかった、よかったねえ陛下…。
そう思えば青燐編殿下は物理的に失うものが少なかったともいえますね。
おめめも無事でしたし。

つかあなた「ディー」なんて呼ばれていたんですか、どこのバカップルだよ。
先生聞いていませんよ?

最っっっ高に輝いているフェリクス

こんなフェリクスの顔、今まで見たことがないぞ…???

青燐編のフェリクスは終始輝いていました。
フェリクス推しの方は是非無双をプレイをしたほうがいいですね。
なにせ風花雪月本編でうまくいかなかったことが青燐編で全部うまくいっていました。

なにせ
ディミトリとは完全に仲直り()して自分から王の盾と言っちゃうぐらいだし、
親父殿も生存&仲直りしたしで、
青燐編がフェリクスが望んだ世界と言っても過言ではないぐらい輝いていました。
(そもそもフェリクスは他の激重幼なじみと違って先生からの影響はあまりなかったですし。)

ことあるごとに会話でディミトリのことを話題にし、
「あの猪は…」とか言いながらも嬉しそうに世話を焼いている姿をみてこっちもニコニコしていました。

ちょいちょい出てくる親世代の話

やはり青は脳筋のクラス…。

青燐編は特に、親世代の話がちょいちょいでてきて楽しかったですね…!
ハリー・ポッターの親世代の話を聞いている感覚に近いというか。

なんか士官学校時代にやんちゃやってた話(雪合戦の話とか)とかまだまだ面白そうなネタがたくさん埋まってるなぁと思いました。
個人的にはマティアスが奥さんが亡くなってから冷たくなったとかそこらへん面白そうだからもっと…もっと…深掘りを…。
シルヴァンとマイクランがそもそも異母兄弟だったなんて知らなかったんで…。

これは親世代でゲームを作ろうと思えば作れるぐらいに設定練ってあるなと感じました。
外伝ゲーム、出してくれてもいのですよ…。

あと結構親子で似たもの同士じゃーんとか思いました。
似たもの親子ってかわいいですよね…。
ロドリグとフェリクスは好きな食べ物が結構被っていてかわいいですし、
マティアスとマイクランは顔の骨格がそっくりだし、
特にディミトリとランベールなんか趣味嗜好が本当に似ている感じですし。

ランベールに至っては
・好きな女性に送るのが短剣
・戦場では大将であるのにもかかわらず真っ先に敵陣に切り込む
・平和な世の中を望む
などなど気になる情報が目白押しでした。

余談ですがこの短剣はベレスに装備させて遊んでいました。ディミレス要素は自ら勝ちうるもの…。

こっからはディミレス好き勢の戯言ですが、

ランベールとエーデルガルトの母親(名前忘れた)の付き合いの始まり方が「ランベールが困っているエル母を助けているうちに情が湧いた」という事実を知りどうにも風花雪月でのディミトリとベレスに重なり、ディミトリはランベールといろいろ似ているところがあるからディミレス世界のディミトリはベレスに対してあれこれ世話を焼いているうちに情が芽生えたのかなという結論に至りました。

ありがとう、無双風花雪月。

ベレス/ベレトの加入について

ストーリーパートについて

ベレスを仲間に加入させられること自体はものすごく嬉しかったのですが、加入させる必要あった???ってぐらいストーリーに絡みませんでした!!!!

え?なにこれ物語分岐させる意味がありました?

てっきりベレス/ベレトが加入することで新しく展開が大きく動くのかと思いきや、唯一物語に絡んだシーンと言えば「もう少し辺りを探索してみよう」という提案だけ。
あとはシェズに突然襲いかかられて困っていた、という描写だけでした。

せっかく加入を条件にストーリーが分岐するのであればもう少し仲間にした意味がほしかったところです…。
前作主人公ですよ…。
「ファイアーエムブレム 無双風花雪月」はベレス/ベレトが敵になる、というのが最大な売りなのに肝心のそこをおざなりにされた感じで少しがっかりしました。

ディミトリに「お前」呼びされず、やっぱり他人なんだなぁということが実感して寂しくなりました…笑
無双では女好きという描写が消されていたのでここでこのセリフが出てきたことに安心しました。

ベレス自身について

ひゅーーー!!先生、かわいい!!!

上で散々ディミトリには学生時代の経験が大事だと言いましたけど先生も士官学校の時間がないとここまで透明になってしまうのだと言うことを実感しました。

いや、そのままでも先生は十二分に素敵なのですが風花雪月本編で打ち上げに喜んでいたり、ティータイムの時にどか盛りのお菓子を用意していた先生を見ていたりするとやっぱり人間的深みが少したりないのかなぁと思います。

それでも風花雪月本編で見られなかったジェラルトとの支援会話を見て風花雪月無双やってよかった…。となりました。
二人ともお互いが大好きじゃん!!!ビバ親子愛!!!
風花雪月ではあまりベレスからジェラルトへの気持ちが語られなかっただけにこんなにも深く思いやっていたのかと感激しました。

後日談がないためこれからジェラルト傭兵団がどうなるのかはわかりませんが、どうか末永く親子二人で仲良く過ごしていってほしい…。

黄燎編の感想についてはこちらをどうぞ。

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