スラムダンクにはまったのが去年の12月。
漫画を読破したああああああああ映画観てえ!!!ってなったけど、
当然映画公開はとっくの昔に終わっています。
しゃーないBlu-ray予約したからそれまで待つか…。ってなったのが1月。
それからなんと2日後ぐらいに1日だけ復活上映をするってわかり、
シヌ気で残業をし、
平日に有給をもぎ取り、
上映する映画館が隣の県のが近いため隣の県まで行き、
映画館を観てきました。
今日のために頑張ってきて本当に良かった……。
そんな想いを込めた感想です。
本当に映画館でこの素晴らしい作品を観られてよかった!!
ありがとうございます井上先生!!!
漫画を映画化したのではなく、「映画のスラムダンク」
ギャグシーンの間がない
映画を観て何よりもまず一番にびっくりしたのが、
現実の試合をみているかのように時間が流れたということ。
なにが言いたいのかというと、
アニメや漫画であった決めシーンやギャグシーンでの間をとらなかったということです。
漫画では試合の最中にちょいちょいあったギャグシーン、
例えば
・試合開始の一発目にアリウープ決めた後の花道とリョーちんの「おれたちって…天才?」のシーン
・花道の顔面シュートのあとの「やはり天才?」
のシーンなど、
漫画やアニメであれば画面いっぱいにキャラ(ギャグ顔)を写し、間をとったであろうシーンがことごとくサラッと次のシーンに移るのが印象的でした。
個人的に花道とリョーちんの「天才?」と肩を組んでたのやりとりが好きだったため、
とくにそこには追求せず、二人でバックで走って行きながらやりとりをシーンに変更(しかもさほど時間はとらず)していたのは驚きました。
他にも実際試合中に行われていれば結構なタイムロスになってしまう、スーパープレイに驚いているシーンが悉くカットされており、「ほほう、これは実際の試合のような流れにしたいのだな…?」と思いました。
自然な台詞回し
ギャグシーンやギャグ顔を削っているせいか、花道のセリフがあまり気合いの入った話し方ではなかった用に感じられました。
例えば背中に怪我をした後の花道の復帰シーン。
おそらく旧アニメの花道であれば、
「んなぁーはっはっはっは!心細かったよーだね君達ぃ!↗↗」
ぐらいのハイテンションでいきそうなところを映画では
「心細かったようだね君達?」
というようにサラッと流すようにセリフが言われていました。
こういった花道のセリフシーンが終始旧アニメのように声に力の入った?演技ではなかったため、井上さんは自然寄りの話し方の映画にしたかったのではないかと思いました。
それに伴い、良くも悪くも旧アニメでの演技のイメージが強かった声優のキャストを変えたのではないのかなーとも思いました。
たぶんこの世界の花道は「ふぬっーーーー!」と怒らない花道なのでしょう…。
(それはそれでいいけどさびしいです)
3DCGで再現される試合のレベルの高さ
スラムダンクは漫画である以上、試合の全部の流れを描くわけにも行かず、
読者はある程度どういう動きをして次のコマの動きにつながるのか
想像しなければいけません。
私はバスケ経験者ではないため、選手一同がめっちゃくちゃすごいこをやっているのはわかるけど、それがどれほどすごいのかははっきりと理解することができませんでした。
しかし、今日それを映画を観ることでハッキリとわかりました。
みんなやべえプレイしてんな!!!!と。
3DCGで試合を観てわかったことですが、作者が漫画で描いていた試合を実際に動きで観ることができるのって本当にすごいことだな、と感心しました。
まず、ドリブルの動き。
動きの緩急が余すことなく表現されています。
見ていてなんかボールのリズムが変わったと思った瞬間相手選手を抜いたり、して心の中で「おおおおおおー!!」と雄叫びを挙げていました。
なにあの動き。
最初慣れるまでは目と頭が追いつかず、ドリブルで抜いた、パスいった、ゴールした!と試合について行くのが大変でした。
そして山王のゾーンプレスの恐ろしさ。
漫画で読んでたときは正直あまりピンときていなかったのですが、
映画で動きが付くことであんなにガッチガチに止められたらなすすべもないだろ!!
ってなってました。
動きが付くことで相手の実力の説得力が倍増するんですね…。
これは手描きのアニメだったり(全部を作画するとなると人件費が膨大なことになりそう)、
昔のポリゴンみたいな3DCGでは表現しきれないことで、現代の技術だからこそ違和感なく世界に没頭できたんでしょうね…。
花道が、かわいい。
そのほかにも新たに知ったリョーちんの過去・成長・未来の話とか、
一人にならないと方言を話さない(話せない?)リョーちんとか、
過去を捨てきれないで試合を見に来ていたグレグレミッチーとか、
予想以上に先輩との軋轢がやばくて苦労していたんだなゴリ…とか、
ほかにもいろいろ注目すべき点はあるんだけど、
なによりも花道がかわいい。
私の一番大好きなキャラクターなので映画の主人公はリョーちんであっても
花道に目がいってしまうのは仕方がないんですが、
ねえ、花道かわいすぎやしませんか……??
試合中リョーちんがボールを持つ度に
パスくれパスくれ!!
と両手を挙げて小刻みにジャンプしているし、
どのシーンかは忘れましたが丸ゴリに阻まれて
ふぬぬぬぬ!と青白いオーラを出して怒ってたり、
調子の戻ったゴリに力強くタッチされて手を真っ赤に腫らして走って行っていたりと、
画面の端っこでも花道が可愛くて面白くて何回でも観たくなります。
今回こそ主人公なので話の主軸にはいませんが、やっぱり目で追いたくなるのが天才バスケットマン桜木花道の華ということでしょうか。
チームの空気がしんでいるときに花道の茶化しというか発破かけるのが本当に花道…!!ってなるんですよ、普段は馬鹿ばっかやってるけど意外と一番人の感情の動きを見て対応を変えてるけなげな子なんですよ…!!!
映画で追加された「待ってたぜ問題児」ってリョーちんに言われたときの感情の動きが…!!!
もう…!!!!!
山王戦は名シーンがいっぱいですが、花道の「シロートだからよ」の(おそらくリーゼンかき上げる)き作が見られて私は幸せですよ。ええ。
試合でもバッチリ決めるところは決めてくれますし、話の展開でわかってはいても
背中を怪我するシーンでは本当に手に汗を握り、
さいごのシュートを決めるシーンではおもわず涙が出てしまいました。
次もう一回なんらかの展開があるなら花道が主人公の姿をみてみたいですね!!!!
今回ちらっとでた花道の荒れてたシーンの深掘り
(木刀でおもっきし背中を殴られても無傷で攻撃し返すとか化け物か)とか、
桜木軍団との出会いとか、まだまだ花道にも語られるべきことがあると思うんですよ…?
まとめ
いろいろ感想を書いてきましたが、やっぱり一番に思うのは
「一生懸命にやるっていいなーーーーーー!!」
ってことでした。
別にバスケじゃなくたっていいんですけど、
同じ高校の部活で、
同じ目標をもつ仲間と一緒に切磋琢磨して、
練習して、
試合で新たな壁にぶち当たりながらもなんとか勝つ!!!
っていうのはもう一生できないんだなーーー!ってなって
失われた可能性と過去にしんみりしつつも、
自分もなにかに一生懸命に頑張りたくなる気持ちになるんですよね。
自分もなにかに打ち込めるなにかを探したくなりました。
そう思える素晴らしい作品を観られて私は幸せです…。
ありがとうございました…。
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